ミサイルや爆弾の命中精度を表す単位のひとつ。発射した弾のうち半数の着弾が見込まれる半径のこと。例えば半数必中界が10mとすると、同条件で発射した10発のミサイルのうち5発が、目標から10m圏内に着弾する精度であるという意味合いになる。平均誤差半径 (Circular Error Probability, CEP) とも言われる。
なお、半数必中界は弾道ミサイルの場合数kmにも及び、正確な誘導爆弾であっても数mほどの精度で頭打ちになる。いずれの場合にせよ、目標に対して十分なダメージを与えられるため、通常問題にはならない。
ちなみに、実際の誤差の形は楕円形になる。